自称民間赤ちゃん療養師「ズンズン運動」なる詐欺師をなぜ当局は放置していたのだろうか。

 ニュースで知って驚いた。57才の女がいかなる医学的根拠で6000人以上に「ズンズン運動」なる施術を行ったのだろうか。首を180度以上も捻じ曲げたり、大きく強くゆすったりすることにより、よりダウン症が軽減されるとか、赤ちゃんの寝つきが良くなるとか効用を謳っていたという。
 それにより複数の乳児が施術直後に死亡したり、低酸素症状に陥ったりしたという。何ということだろうか。赤ちゃんの脳はまだ作りたての豆腐のようなもので、大きくゆするのは脳に深刻なダメージを及ぼすというのは常識だ。ましてや頸椎を180度以上も捻じ曲げることに、いかなる医学的効用があるというのだろうか。頚椎損傷で死に至らしめる危険性が高いと思われるだけだ。

 そんな馬鹿な民間施術師たちの存在がマスメディアに報じられるまで当局が取り締まらないで6000人以上もの赤ちゃんが詐欺師に首を捻じられていたとは怒りで声も出ない。赤ちゃんのアトピー性皮膚炎やダウン症がそうしたことで治るわけもないし、アトピー性皮膚炎とダウン症といかなる関係もない。
 民間施術師たちが何といおうと、赤ちゃんのことを心配するのなら親は必ずマトモな医師にかかってセカンドオピニオンを聞くべきだ。ゆめゆめ誇大妄想狂の言葉を信じてはならない。それは宗教も同じだ。信心すれば病気が治るだとか、家族関係が良く成るだとか、人の弱味に付け込んで騙すのは宗教の在り方から大きく外れている。

 民間療法施術師はNPO法人の代表のようだが、そのようなインチキをNPO法人認定していた都道府県も罰せられるべきだ。毎年のようにNPO法人に関しては適切な謳い文句通りの活動をしているかを検証する必要がある。
 NPO法人とは文字通り「ノー プロフィット オーガニゼーション」でなければならない。赤ちゃんにとって殺人鬼そのものの悪魔のような医療行為紛いの施術師が大きな顔をして「ズンズン運動」を広めていたとしたら恐怖そのものだ。信仰は思考停止に繋がる、ゆめゆめ根拠のない口先三寸の戯言に騙されて赤ちゃんを苦しめないように。


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