「バカの一念」とはこのことだ。

<沖縄県の翁長雄志知事は23日午後に県庁で会見し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に向けた名護市辺野古沖での海上作業を停止するよう、沖縄防衛局に指示したことを明らかにした。

会見に同席した沖縄県の広報担当者によると、翁長知事は、政府が7日以内に作業を停止しない場合、前知事が出した岩礁の破砕許可を取り消すこともあると語った。

沖縄県は、防衛局が海底に設置したコンクリートブロックが破砕許可区域外でサンゴ礁を損傷した可能性が高いと指摘していた。

作業の停止指示を検討しているという沖縄県の方針は、一部メディアで事前に報じられていた。菅義偉官房長官は同日午前の会見で、「この期に及んで、報道されていることが検討されているとすれば、はなはだ遺憾。法律に基づいて粛々と工事を進めていきたいというのは全く変わりない」と述べた>(以上『ロイター』引用)

 仲井真前知事が辺野古移設を「容認」したというが、前知事が当選した公約も「辺野古移設反対」だった。それが知事選目前になって目の前に3000億円の特別補助金をブラ下げられて、突如として翻意したのだ。前知事・仲井真氏の豹変は彼の人生の大きな汚点となって残るだろう。
 菅官房長官は仲井真氏の豹変による「辺野古移設容認」が沖縄県民の意思でないことは百も承知のはずだ。彼も選挙で衆議院議員の職にある者なら、厳粛な選挙民の選択に異を唱え続けることが「民主主義」として正しい在り方なのか、自らに政治信念に照らし合わさなければならないだろう。

「バカの一念」とは良くいったものだ。智慧の足らない者は「一度こうだ」と言い出したら打開策や収拾策などが一切視界に入らず、一直線に突っ走るという意味だ。菅官房長官がそうだと言わなければならない「バカさ加減」が安倍自公内閣には付きまとう。
 集団的自衛権にしても、憲法解釈をいかに拡大しようと「戦争放棄」の条文が世界の何処でも誰とでもチームを組んで武装した自衛隊が行動できる、とは読めない。いわば180度方向転換することを安倍氏が決めれば、誰も疑義を唱えず、自公政党が和してその方向へ進むとは、何という「バカの一念」だろうか。

 自公政権内部に異なる意見を持つ政治家が皆無なのだろうか、それとも中共政府並みの「粛清」があるため、誰も安倍独裁総裁に楯突けず、唯々諾々と従っているのだろうか。それが民主主義なのだろうか。


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