思想信条の自由と教育の自由との兼ね合いは。

 日本ほど自由が野放図に容認されている国は珍しい。在日の学者が大学の学長になっていたことに愕然とした。
��聖学院大学(埼玉県上尾市)の学長を昨年4月から務める姜尚中氏(64)が今月31日付で辞任することが分かった。姜氏は20日、同大のHPで「諸般の事情で大学を辞めることになりました」と明らかにした。
 5年間の任期途中での辞任は、今月16日の臨時理事会で承認された。大学関係者によると、学校法人聖学院の阿久戸光晴理事長との間で、大学運営を巡る意見の相違があったという。
 姜氏は東大名誉教授で、テレビ番組への出演やベストセラー「在日」などで知られる政治学者。HPで「若い学生諸君と、共に語り合い、知ることの喜びや、生きることの悲しみ、そして希望を分かち合いたいと切望していただけに、残念」とも記した>(<>内「朝日新聞」引用)

 いかなる経営上の意見の相違があったのか知らないが、姜尚中氏が大学長になっていたことに日本の大学教育はそこまで自由なのかと驚いた。在日韓国人二世として「文化人」や「学者」としてご活躍されるのは一向に構わないが、私学とはいえ大学長や特定の公的機関に所属するのはいかがなものかと思わざるを得ない。
 彼が日本に帰化したのなら何ら問題はないが、在日のまま公的な地位に就くのは避けるべきではないだろうか。そしてテレビなどにコメンテータとして登場させる場合は、必ず彼の立場に対立する立場の人を登場させるべきだ。そうしない限り、当該テレビ局は在日の意見のみを是認する報道機関だと認定するしかない。

 大学長とは大学の象徴でもある。聖学院大学がいかなる建学の過程を経た大学か詳らかに知らないが、日本国民の税が原資となる「私学助成金」を得ている教育機関の一つであることは間違いないだろう。
 それなら聖学院大学も日本国を担う人材育成の側面を持つはずだ。在日学者の意見は日本国民としての自己が確立した上で訊くべきであって、批判精神も規範となるべき価値観も確立される前の学生に頭の上から「反日」的な在日精神を注ぎ込まれては堪らない。

 日本国民はもっと日本国民のアイデンティティを大切にすべきだ。人種差別をせよというのではない、日本国民としての誇りをまず日本国民に教えるべきだというのだ。批判はその後で史実に基づいて教えれば良い。
 寛大さと野放図な「自由」とは異なる。野放図な自由を与えていると、いつしか人は「自重」することを忘れて尊大になる。国技・相撲を見ていてどこか違和感を感じはしないだろうか。かれらは形として相撲取りを模しているが、精神に日本国民の持つ慎みの美徳を持ち合わせていないようだと思わせられる挙措が見受けられる。残念だと思う。
 学問の世界では「残念だ」では済まない。それは次世代を担う人材を育成している「未来」に関わる問題だからだ。


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