未だに歴史を外交に持ち出す幼児的な国がある。

<中国の王毅外相は23日午前(日本時間24日未明)、国連安全保障理事会の「国際平和と安全の維持」をテーマにした公開討論で議長を務め、演説した。外相は「いまだに真実を認めたがらず、過去の侵略の犯罪をごまかそうとする者がいる」と述べた。日本を名指しこそしなかったが、安倍政権の歴史認識を念頭に置いた発言とみられる>(以上「毎日新聞」引用)

 戦争に対する深刻な反省の上に立ち、未来の扉を開くために日中国交を樹立したのではなかっただろうか。それを一体いつまでシツコイ幼児のようにダダを捏ねて路上を転がりまわるのだろうか。日本と中国との戦争は1945年に終わったが、英国は1997年まで香港を統治していたではないか。侵略というなら1844年の英国によるアヘン戦争の方が遙かに以前から、第二次大戦終了以後も中国の一部を「割譲」していたではないか。
 他に米国や仏国や蘭国等も中国に租借地を割譲させて「治外法権」の地を形成していたではないか。いや中国だけではない。戦後に日本の解放戦争に刺激されて続々と独立を果たしたアジア諸国がかつての宗主国に対してウジウジと文句を言っているだろうか。

 アフリカに到っては続々と独立を果たしたのは1960年代だ。数百年に渡る植民地から独立を果たしたアフリカ諸国もウジウジと欧米諸国に文句を並べ立てているだろうか。
 歴史を忘却しろというのではない。日中間でそれなりのケジメをつけて国交を回復し、その後に日本派中共政府に対して資金援助や技術援助を行ってきた。今日中国が経済発展している一助に日本の援助が役立っているのも紛れもない事実だ。それを恩に着ろというつもりはない。ただ未来志向で協調し合わないで何が育まれるというのだろうか。

 中共政府は大人の対応をすべきだ。確かに日本は清国から中国へと政権崩壊の混乱期の歴史の節目に中国に進出した。しかし強国が弱国に進出するのは当時の世界史で取り立てて特別なことではない。世界各地の何処でも行われていたことで、そうした帝国主義は「イケナイ」という真摯な反省に立って、第二次大戦後の世界は平和への歩みを始めたはずだ。
 いつしか人類のDNAなのか、戦乱の絶えない地球に逆戻りしてしまったが、そのことを嘆くのなら理解できる。人類は真摯な反省を忘れてはならない。誰も殺してはならないし何処も侵略してはならない。それを最も肝に銘ずべきは中共政府の中国だ。南シナ海に軍事基地を築きつつ、戦前の日本を攻め続けるのは独善的な幼児性に満ちた態度だと批判されるべきだ。いつになったら中共政府はオムツがとれてプロパガンダという糞尿を垂れ流さなくなるのだろうか。


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