災害列島・日本は「治山・治水」対策を絶えず続けなければならない。

 大型の台風19号が今日にも九州から日本列島を縦断しそうだ。先週の台風18号に続いて二週連続だ。それでなくても日本は地理的に山が平野部に迫り、河川が短く急流なため災害を受けやすい災害列島だ。
 その都度人命が奪われたり、家屋や田畑に被害が及んでいる。今年も様々な地域が豪雨などによる水害に見舞われた。その間には御岳山の噴火災害などもあった。災害列島との認識を新たにする日が多くあった。

 常に「治山・治水」を心掛けて、災害への備えを怠ってはならない。生活道路の災害に対する強靭化や防災対策も怠ってはならない。そして豪雨対策として一時間50ミリの降水を前提とした排水対策は基準の見直しをしなければならないだろう。
 豪雨があるたびに冠水する町や地域の光景を日常的に目にするのはやはり異常だ。限られた予算で行政は何をすべきか、基本的な考え方を地域住民に示すべきだろう。防災の指針になる災害マップは全国的に地方自治体で策定されているはずだから、その災害マップによる防災対策をしっかりと実施していくことが必要だ。

 特に高齢化している中山間地域の集落に対する防災は急務だ。山を管理する林産業従事者が激減し、農業従事者も減少して農林地が荒れ果てて放置されていては防災に支障をきたすだろう。
 災害防止にあたるのは基本的に人だが、地方の人口減と若者の減少は深刻だ。国は地方の荒廃をどのように考えているのだろうか。「治山・治水」の基本は人材にあることを忘れてはならない。人がいて予算が付けられなければ災害防止は出来ない。地方創生を単なる掛け声に終わらせてはならない。


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