検証とは異なる立場の人たちが一緒になって行うべきだ。

 STAP細胞論文に関して<STAP細胞の論文問題で、外部有識者による改革委員会(岸輝雄委員長)は2日、理化学研究所の調査委員会が不正認定した2件以外の疑義について、再調査するよう理研に改めて要請した。理研が進めるSTAP細胞の有無を調べる検証実験に、小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーが関与すべきだとの見解を再発防止策に盛り込む方針も決めた>(以上『毎日新聞』引用)という。
 小保方氏を検証実験に関与させるべきとの見解を表明するのは良いことだ。何事も意見の異なる人たちを排除したり、当事者を排除して検証するなどという、およそ検証する姿勢ではなく結論に向かって理屈を積み上げる、ということがあってはならない。

 中・韓の反日国家による日本の「歴史認識が、」という批判もまさしくその通りだ。およそ科学的な検証とは程遠い、屁理屈すら付かない捏造を「歴史的事実」だと主張する中・韓の「侵略戦争」や「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」などに対して、中・韓はどのような歴史的事実からそのような妄言を繰り返すのだろうか。
 中華人民共和国に対して日本が侵略したことはない。清国に対して軍事侵攻したことはある。それは、しかし日本だけのことではない。欧米先進諸国が競って全世界で侵略・植民地分捕り合戦を繰り広げていた。それはまさしく植民地で、ポルトガルなどは植民地の女性をポルトガルの兵士たちが自由に犯し、そして生まれた混血男子を現地治安軍の兵士に登用した。そして現地文化や言語や社会を徹底して破壊し、出来の良い現地男子は虐殺した。

 日本はそうしたことを併合した台湾や朝鮮で行っていない。もちろん台湾や朝鮮の作物などを強制収奪して本国へ持ち帰ったりしていない。むしろ朝鮮人が半島で売買するよりも日本へ持ち込んだ方が二倍の値がするため、コメを買い占めて日本本土へ持ち込もうとしたのを法令により禁止したほどだ。それを許すと貧困層の朝鮮人が餓えに苦しむことになる。
 そうした史料を検証することなく、日本の併合時代を『植民地時代』と表現して、何が何でも朝鮮人を被害者に仕立て上げなければ気が済まないようだ。なぜなら彼らの観念では人間関係は上下関係しかありえず、上の者が下の者を馬鹿にして下の者の持ち物を奪い取るのは当たり前だから、当然当時の日本も彼らの行動原理で行動したに『違いない』という思い込みだけで彼らの『歴史認識』を形成し、鰯の頭も信心からという勢いで決め付けてしまっているに過ぎない。

 そんな馬鹿な『歴史認識』なぞ共有することは出来ないし、あなたたちの方が誤ってはいないか、と指摘するのが日本の正しい立場ではないだろうか。一方的に中・韓政府が「日本の歴史認識が、」と事ある毎に主張するのは彼らの『歴史認識』がその程度のものでしかないのかと、彼らの歴史学問の後進性を認識するばかりだ。
 STAP細胞論文の信憑性を検証するのなら、なにはともあれ実証実験を行うべきで、その実証実験に当事者の小保方氏を参加させるのは当然の措置だ。人にはそれぞれ個人的な立場がある。公的な立場だけですべてを律することが出来るほど聖人君子ではない。それゆえ立場の異なる人たちが一堂に会して行うべきだ。決してテレビの報道番組のように偏った考え方の人たちだけを集めて、スタジオ世論を視聴者に押し付けるような非民主的な運営を行ってはならない。それではガリレオ・ガリレイを裁いた宗教裁判となんら変わらない。


このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。