これ以上隣国関係を悪化させて、中国政府首脳たちは責任が取れるのか。

 ベトナム時事が伝えるところでは<中国が石油掘削を始めた南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島海域で26日、ベトナムの漁船が中国の漁船から体当たりされて沈没した。漁民10人は他のベトナムの漁船が救出した>(以上『ベトナム時事』引用)という。ついに直接的な被害が出た。
 中国政府は勝手な言い分を押し通して国民を扇動し、隣国と隣国民に被害を与えている。本気で中国政府当局は中国周辺国と軍事行動を起こすつもりなのだろうか。そうだとしたら、中国政府首脳たちは命を賭けることをまず覚悟すべきだ。

 戦争に一方的な勝利はありえない。必ず何らかの被害をお互いに蒙るものだ。戦争は外交の最終手段とされているが、中国は最初から戦争ありきで自分の勝手な言い分を隣国に押し付けている。それがいかに理不尽か、中国政府首脳たちは理解した上で強硬姿勢を貫いているのだろう。
 木で鼻を括ったような中国当局のプレスで発表する報道官たちの態度はまるでガキの使いだ。当局の言い分通りを主張して一切の疑念を挟まない。それはまさしく独裁政権のありようそのものだ。

 いかに未成熟な社会だろうか、と思わせる振る舞いだ。あの程度の社会性しか備えていない政府首脳の操る国家にこれ以上経済力を与えてはならない。鄧小平氏が「富める者から富めば、高い山の裾野も広ろいように、富も広く国民に行き渡るだろう」と主張して『改革開放』運動を提唱したが、それがマヤカシだったことは既に歴然としている。
 むしろ国営工場や集団農場などが負担していた社会保障などの制度が崩れて、国民の多くは自由経済と称する格差社会に放置され、世界第二位と豪語するGDPの富は一部権力者たちに囲い込まれて、山の裾野に位置する多くの国民には行き渡っていない。

 そうした国民の憤懣は官僚や地方の既得権益者たちに向かって暴動を引き起こし、侵略・併合したチベットや新疆ウィグルの人たちは独立を目指して破壊活動を始めている。習政権は中国全土の治安を維持することは殆ど不可能のようだ。
 だからこそ外に敵を作って国民の憤懣を外的へ向けようとしているのだろうが、政府要人たちが何をしているか、国民の多くは知っているようだ。政府要人たちは米国を中心とした海外諸国へ国民から収奪した富を移し、親族や家族までも移民させて、いつでも自分一人で中国から脱出できる体制にして、国民の最後の汗の一滴まで富の収奪にいそしんでいる。

 中国民もバカばかりではないだろう。自分たちの政府が何をやっているのか、国際社会で中国民であることが尊敬の念を集めているか、それとも軽蔑の眼で見られているか、くらいは解るはずだ。中国民は汚い中国人として世界各国で忌み嫌われている。それは韓国民も同じだ。
 中・韓が反日で連合を組んでいるようだが、なんという愚かなことだろうか。似たもの同士がタッグを組んで、利益共同体を形成することが出来るとでも思っているのだろうか。恥知らずな隣国同士の同床異夢はたちまち激しい反目を生むだろう。その時に、米国も日本も以前の米国や日本でないことを承知しているのだろうか。

 本気で中国政府首脳は隣国と戦争を始める気なのだろうか。国際社会はこれ以上の中国の横暴に寛大でいるわけには行かないだろう。図体が大きくなると同時に態度まで大きくなるとはドラえもんのジャイアンそのものだ。それなら今後中国の図体を小さくするように世界は連携をとって対処すべきだ。
 中国の図体を大きくした責任の多くは『お人好し日本』にある。日本は中国にどれほどの経済援助や技術援助を行って中国経済の発展に資してきたか、しかしそのすべてが裏目に出てしまった。これほど手酷いシッペ返しはないだろう。それは韓国もまったく同じことだ。恩義を感じない国民にいかに尽くしても彼らを増長させるだけだ。彼らはガキそのもので、彼らに必要なのは礼儀と躾のようだ。一人前の国際国家になるまで中・韓を甘やかしてはならない。厳しくしつける責任は極東の強大国家日本の責任でもある。


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