オバマの米国は少しおかしくないか。

 23日米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)で「複数の米政府当局者の話として、米政府が日本政府に安倍晋三首相が靖国神社を再び参拝しないとの保証を非公式に求めている」と報じた。同紙によると、両政府は今後数週間オバマ米大統領が検討する4月訪日を円滑に行うための努力を加速させる。米政府は日中、日韓関係の悪化による地域の不安定化を懸念しており、靖国参拝自粛要請もその一環とみられる。
 オバマ氏は安倍首相と会おうともせず、会談予定日の前日からワシントンに駆けつけても晩餐会どころか、その翌日に会っても昼食の合間だけでお茶を濁した。それに対して中・韓首脳に対しては日本の首相とは比較にならないほど手厚く処遇したのは周知の通りだ。オバマ氏は何か勘違いしていないだろうか。米国の安全にどの国が一番必要なのか、オバマ氏は理解していないのではないだろうか。

 そこに今度は「靖国を参拝してはならない」と日本政府に求めたという。もはや狂気の沙汰というしかない。日本国首相や閣僚が日本国内の何処に参拝しようと、何を信仰しようと自由だ。他国からとやかく言われる謂れはないし、ましてや同じ自由主義国家として観念を共有する米国の政府からそこまで指図されるとは心外を通り越して怒りすら覚える。
 日本はサンフランシスコ条約締結により独立してすでに半世紀以上経過した。その間日本は何処の国とも戦争をしていない。米国や中国や戦場となった韓国とはわけが違う平和国家だ。その戦争を外交の手段から放棄した日本に対して四の五の文句を言い続けて「軍国主義」だと批判する資格が中国や韓国や米国にあるというのだろうか。

 日本が戦前帝国主義の国だったというのは正しいだろう。しかし戦前の世界は帝国主義でない国は植民地化されていた。欧米諸国はほんのわずかな例外(スイスなど)を除いてほとんどすべての国が帝国主義国家だった。そうした常識の世界で日本が独立国として生きるには欧米諸国に負けない「富国強兵」路線を歩むしかなかったのも真実だ。
 米国も帝国主義国家としてフィリピン原住民70万人を虐殺して植民地化したではないか。日本は半島を併合するために朝鮮人を何人虐殺したというのだろうか。そうした歴史を裏付ける史料があれば反証として提示して頂きたい。日本はアジアの平和のために戦争を起こしたといっても過言ではない。米国などの戦勝国史観による「東京裁判」で貶められた日本の誇りを取り戻したとして、何が悪いというのだろうか。

 中国は未だにウィグル族やチベットを帝国主義的に支配し弾圧しているではないか。米国も中東の石油権益を守るために勝手な理由をつけて侵攻しているではないか。そうした身勝手な連中の言いなりになる必要がこれ以上あるとは到底思えない。
 日本の反日マスメディアが捏造した「従軍慰安婦」をいつまでも後生大事に、今では大統領までも世界に出かける国々で平気で大嘘を拡散する捏造国家の歴史を日本が認めることが出来ないのは当たり前のことではないだろうか。そうした国と国の駆け引きの一環として日本の内政に干渉している中・韓に、日本政府が従えと米国が言うのなら、そんな米国は日本の同盟国でもなんでもない。

 日本は先人の誇り高い業績を不当に貶める「東京裁判」史観を払拭し、確固たる外交戦略に立って外国諸国と付き合うべきだ。当然、米国もそうした諸国の一つに過ぎない。特別な国だと思うから腹が立つのであって、600万人もの原住民を虐殺して土地を奪って建国した略奪国家だという米国の歴史をしっかりと認識しなければならない。
 いつまで米国のポチとして米国から足蹴にされればこの国の政治家や評論家たちは「東京裁判」史観から目覚めるのだろうか。「東京裁判」自体が国際法に反した米国の独りよがりの産物だという事実を日本国民は知るべきだ。しかしあからさまに日本政府に指図するオバマの米国はやはり少しおかしくないだろうか。


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