嘉田氏はまだ世迷いごとを口にしているのか。
嘉田氏が党首となって「未来の党」を作れば100人当選できる、と小沢氏が本当に言って口説いたとしても、それに乗ったのは嘉田氏の判断だ。今更小沢氏が「ああ言ったから私が乗った」と自己弁護するのはみっともない。いい年をして県知事という要職を勤める者として見識を欠く発言だといわざるを得ない。なぜ「脱原発の為に微力なりともお役に立とうとしたが、力及ばず残念な結果になった。今後とも脱原発を目指して頑張ります」と挨拶できなかったのだろうか。
政治家が自己顕著欲の塊だというのは選挙運動を見ていれば解る。名前を大書した襷を掛けて自分の名を拡声器で連呼して歩くという、常識的には恥ずかしくて穴でもあったら入りたい行為を積極果敢に繰り広げる人たちだ。しかし自己顕著欲と人としての品性とは別物だ。いかに当選しようと政治家として人品卑しい人物はいくらでもいる。嘉田氏の人品が卑しいか否かは面識もないため知らないが、新年会の挨拶で言わずもがなの自己弁護を繰り広げるのは見識に欠けると眉を顰められても仕方ないだろう。