民主党秘書たちの「お別れ会」も良いが、国民のために働くのが先決だ。

 野田首相は野党党首たちに協力を求めるよりも、まずは緩み切った身内を引き締める方が先だろう。民主党議員秘書たちが12月1日から2日にかけて1泊2日の温泉旅行を「研修」と称して行うという。


 解散が視野に入ったこの時期に「研修」もないものだ。企業研修も新入社員の間に行うものだ。「お別れ遠足」なら分からないでもないが、それにしても緊張感のない与党には慨嘆するしかない。


 


 国民のために働くのが国会議員のはずだ。通年国会にすべきだ、という議論すらあるというのに、臨時国会が今月29日に招集予定とされるこの時期に秘書たちを集団で「研修旅行」させる計画を立てているとは民主党は何を考えているのだろうか。


 官僚政治が完全復活し、新築開店した「復興庁」では19兆円の復興予算に各省庁の官僚たちが群がって、「復興だ」と言いつつシロアリのように復興予算を蚕食している。その一方で復興は未だに遅々として進まず、被災地は2度目の厳しい冬を迎えようとしている。


 


 尖閣諸島や竹島や北方四島などの日本国領土についてこれから国としてどうして行くのか、国会で議論しなければならないだろう。沖縄の不埒な米兵の振る舞いもあったが、国防を長期的にどう考えるのかという議論もすべきではないか。いつまでも役立たずの用心棒を抱えておくのだろうか。


 脱原発の議論も国会でしなければならない。官僚たちのやりたい放題の民主党政権に対して、国会議員が国会で存在感を示さないで、各種団体の会合で政局を披歴したり不満爆発の街頭演説ばかりやっていても仕方ないだろう。


 


 まずは全力で国会議論を展開すべきだ。そのためには政策作りに死力を尽くし、民主党閣僚たちの官僚答弁を粉砕する論理構成こそが国会議員や秘書たちの仕事ではないだろうか。そうした知力のない人たちは永田町から去るべきで、気の利いたコメントを述べて拍手喝采を浴びて悦に入っているような薄っぺらな政治家は必要ない。国民のために国会を開き大いに中身のある議論を展開すべきだ。その成果を示す通信簿が選挙で表れる議席数だと心しなければならない。



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