愚劣極まりない「そこまでいって委員会」

  テレビ番組で「国民的総理コンテスト」と称して愚にもつかない政治評論家による政治家評価を放送していた。どのような観点からか小沢氏を徹底して貶め、根拠なき「政治とカネ」報道に興じた連中が安倍晋三氏を最も総理に望ましい人物として持ち上げていた。


 自民党の総裁選は国会議員票199に対して各地方票が300と地方票が大きなポイントを握っている。確かに総裁選は公職選挙法に関係ないため選挙違反に問われないが、一テレビ番組が安倍氏を支援しているのは間違いない。しかし、これほど野放図な番組が存在して良いのだろうか。


 


 しかも番組MCがかつて小沢氏を「陸山会事件」で根拠もなく叩き捲くっていた辛坊某という反省なき偏見に満ちた男だ。出演している連中も到底中立を貫いているとは思えない。そうした一方的な人選による番組で政治家個々人の実績や事実で評論するのではなく、思い込みと願望で罵倒し、あるいは誉めそやすという「このテレビ局はマトモか」と首を傾げざるを得ない番組を流して恥じない。


 


 テレビ局はどのような選考基準から三宅某を番組の最高顧問なる者としてメッセージ出演させているのか。何の責任もとらない放言をして番組を作り、視聴者を誘導するやり方は賛成できない。このような一方的偏向政治報道番組のあり方はテレビ製作倫理規定で厳しく取り締まるべきではないだろうか。


 


 小沢氏の名誉のために言っておきたい。小沢氏が一体どのような罪に問われているというのだろうか。実態不明な検察審査会による「起訴」がどこまで効力が及ぶのか、一審無罪に対して「起訴」議決した委員会の意向による「控訴」ではなく、摩訶不思議な公訴権を付与された「指定弁護士」による控訴が法的根拠を有するのか、そのことを問わない法学者たちは法学者たる資格があるのだろうか。そして、かくも無法な事態を日本の国家の中心で演じられているにも拘らず、国会議員の多くが声を上げない異常事態は一体なんだろうか。


 


 報道番組のあり方に関しても、自民党総裁選を戦っている安倍氏以外の人たちは異議を抱かないのだろうか。公職選挙法に基づかない総裁選だからテレビでどんな放送を流しても良いとするのだろうか。まったく腹立たしいテレビ番組に一般国民はやられっ放しなのだろうか。



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