一戦も辞さじとする態度こそ、中国への対応には必要だ。

  中途半端な対応ではさらに付け込まれるばかりだ。昨日(9/18)経団連会長が鄧小平の言葉を引いて「領土問題は未来の人たちに任せよう、未来の人たちには良い知恵が出るだろうから。と述べたが、悪い知恵しかなかったようだ」と記者会見で述べていたが、経団連の会長にしてその程度の認識ではだめだ。


 鄧小平氏が日本に来てバカな発言をした段階で、直ちに政府は「尖閣諸島は日本の領土だ。未来の人たちに任すべき問題が存在しないことを確認したい」と、鄧小平氏の怒りを恐れず反論しておくべきだった。愚かなのは現在の中国だけではなく、かつての日本政府もそうだったのだと、今になれば分かることだ。鄧小平氏はわざわざ日本で「尖閣を領土問題化すべく布石を打った」と考えるべきで、中国にとって彼の死後に問題が表面化する長期展望を持った得がたい指導者だったというべきだろう。日本にとっては小柄な笑顔の好々爺に過ぎないと思って歓迎したのに迷惑千万な人物だったことになる。そうした「布石」発言を取り上げて見せた経団連会長の戦略性を欠く思考回路には何も期待できない。


 


 安倍氏が自民党総裁選で「中国船を12乖離以内に決して入れてはならない」と発言していたが、それは正しい。そのためには自衛隊の出動は必然だし、長年用心棒代を支払ってきた在日米軍の出番だ。国土と国民を護れない政権は滅亡するのが世界史の教訓だ。戦後の政権は野田政権を含めて、これまで国土と国民を完全には護って来なかった。ただ一人佐藤栄作氏だけが総理として沖縄返還を果たした。そのために非核三原則が嘘だったにせよ、それは釈迦にも許された便法というべき嘘の類だろう。


 その他の総理たちは日本の国土を一寸たりとも取り戻してはいない。それどころか、小泉氏は5人だかの北朝鮮による拉致者を取り返しただけで、後は金正日のペースに巻き込まれて残りの人たちは全員存在しないことにされてしまった。国民の生命を護れない自民党政権が大きな顔をして連綿と続いていたことになる。なんという無能な政治家たちだったことだろうか。


 


 野田氏は国民裏切りの財務官僚のロボットに過ぎない。そのロボットにどんな期待と望みが託せるというのだろうか。しかし現在の日本の首相は野田氏だ。日本国民はバカな日本のマスメディアに惑わされて、小沢氏という得がたい政治家を政権から遠ざけてしまった。その代わりに登場したのが菅氏、野田氏という日本史上最低の愚宰相たちだ。


 だが彼らが評価を覆すには米軍に出動要請をして問題化されているオスプレイを直ちに実践配備して、千人規模の自衛隊の輸送と糧秣の補給を行い、尖閣諸島に運び、兵営を建築し火器を配備することだ。それが国土防衛のための自衛隊の存在意義というものだ。


 日本政府は大袈裟な対応だと思わず、最悪の場合を想定して邦人帰還のための特別機を何機もチャーターして中国全土の飛行場に飛ばし世界のニュースに配信することだ。中国の非道とそれに対する日本政府の毅然とした態度を世界に示すことだ。中途半端な対応は中国が付け入る隙を与えるだけだ。叩くべき時には徹底して叩かなければならない。これに懲りて二度と日本にちょっかいを出さなくなるほど、徹底して叩いておくべきだ。


 


 日本政府は中国と「話し合い」などというこれまでの外交の延長のような、悠長なことをしては駄目だ。これまで中国とチャンネルを持ってきた人たちの協力を得る、などという間抜けなことを野田氏は言っていたが、これまで中国と付き合ってきた人たちの積み重ねで今日の事態を招いているのだ。これまで中国と接してきた人たちを排除して、新人にして強面の人たちを中国との折衝に当たらせることだ。ゆめゆめチャイニーズスクールの卒業生たち外務官僚を用いてはならない。かれらこそ鄧小平談話に「問題が先送りされた」と胸を撫で下ろした愚かな連中の後輩たちだ。鄧小平談話により問題の種が撒かれた、と直ちに鄧小平氏の言葉を全否定する骨太な政治家か外務官僚がいれば今日の事態はなかったはずだ。現在に至っても鄧小平氏の戦略に気づかない経団連会長の愚かさは救いようがないのは言うまでもないことだが。



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