領有権や歴史問題では一歩たりとも後退してはならない。
歴史問題で韓国と中国が連携するという。捏造反日教育をしている両国が対日勢力として共闘するというのは滑稽というしかない。その反日ですら両国政府の立場を正当化するために、大々的に行っているという側面でも共通している。
国連で野田首相が国際司法裁判所に提訴したことを報告したのに対して、韓国の代表は司法裁判所に提訴するのが姑息だ、と提訴しない立場を正当化する苦しい弁明をしていた。
日本政府はどこに出ても歴史問題で韓国や中国の主張する歴史を批判して恥じることはない。どんどんあらゆる機会を通じて中・韓の反日教育がいかに酷い根拠のないものかを主張し抗議し続けなければならない。長年にわたる日本の沈黙と損害賠償に等しい設置根拠の不純な基金の創設や必要性のあまり感じられないodaの垂れ流しが、両国国民には日本が悪かったからだ、と両国政府の反日教育を根拠付ける皮肉な結果になっていた。
毅然として根拠のない賠償や補償、基金の創設などを安易にやってはならない。相手を黙らせるつもりで譲歩すれば味をしめた相手はますます増長する。そうした歴史の繰り返しで、ついには領土に関しても強く出れば日本は退くか何らかの譲歩をするだろうと思って強気で出てきたと見るべきだ。
明確に日本領である尖閣・竹島・北方四島について日本はあらゆる機会を捉えて国際世論に訴えるべきだ。中・韓の反日教育に対しても内政干渉といわれようと抗議を続けることだ。動かせない史実が残っているのだから、安心して政府は中・韓の反日歴史教育は捏造したものだと言い続けなければならない。
それにより中・韓と国際関係が悪化しようと、日本の譲歩で保ってきた偽・平和関係より遥かにましだ。未来への禍根を断ち切るためにも、中・間の政府当局が報道陣を前に激昂して日本批判しようと、日本政府は淡々と歴史的事実を説明し、出来れば史料をコピーして記者たちに配布するぐらいのことを行うことだ。それが膨大なものになろうと史料を常識ある人が読めば中・韓と日本のどちらが正しいかは明らかだ。国連を舞台に始まった舌戦は新しい中・韓との関係構築の第一歩だと評価したい。ゆめゆめ水面下で姑息な妥協策を模索しないことだ。