史料に基づく歴史を教えよう。

 やっと日本のマスメディアが自虐史観から脱却して現実をキチンと伝え始めた。ニュース番組などで韓国の小学校低学年の子供たちが「独島」教育なるものを受けている風景を放映した。


 韓国はまだ批判力や思考力も備わっていない子供たちに史実を捏造した「歴史教育」を施している。自国を愛するのも結構だが、嘘で塗り固めた歴史を学んで得ることは何もない。あるのは反日という弊害だけだ。


 


 韓国では子供たちに「独島は1000年前から韓国のものだった」と教えている。1000年前とは1200年代ということになるが、当時の朝鮮半島は高麗が初の統一国家が統治していた時代に相当する。しかし13世紀、元による侵攻を受けて滅亡し、現の支配下に入った。


 14世紀に元が撤退すると新明を掲げる李氏朝鮮(中国東北地方の「女真族」といわれる)が半島を統一した。その4代目に当たる世宗の時にハングルが創られ、朝鮮の歴史が綴られるようになった。朝鮮半島の文字による歴史はこの当時から始まっている。つまり李氏朝鮮4代世宗の時代まで朝鮮族により記述された歴史書はなく、1000年前から「独島」は韓国のものだというのは明らかな捏造だ。


 


 李氏朝鮮は半島から大陸へ版図を広げるのには熱心だったが、日本へ侵攻しようとか周辺島嶼部を仔細に調査しようとする意欲は乏しかった。それに対して日本は江戸時代初期に鳥取県の町人の「竹島近海で鮑や昆布を採取したい」との申し出により、徳川幕府は許可を与えている。つまり竹島は江戸幕府が公文書で「渡航許可」を与えていたことからも日本が領有権を有し、漁師たちが頻繁に出掛けていたことが分かるだろう。


 近くは日本が独立を果たしたサンフランシスコ条約締結に際して「日本領土の明確化」で韓国は竹島を韓国領とすべきと米国に働きかけたが、歴史的にそうした事実はないとして一蹴されている。


 


 自国にとって不利であろうとなかろうと、歴史を捏造して国民に教えてはならない。物事を科学する精神に悖るのはいうまでもなく、将来子供たちが「真実の歴史」を学んだ時に、小学時代の教師たちに抱く懐疑は想像を絶するものがあるだろう。


 テレビの討論番組に出演する中国人や韓国人がとうとうと自説を述べて相手の言い分に耳を傾けようとしないのは、自分たちの論理の欠陥を承知しているからなのだろうか。学ぼうとする姿勢が欠落している姿には唖然とする。教育が「心理を希求する心」を育むのではなく、国家統治装置の一環としての「道具」程度にしか捉えているのではないかと、韓国政府や学者たちの学問に対する姿勢に疑問を呈さざるを得ない。


 


 日本国民は恐れることは何もない。真実は必ず現れる。捏造は必ず露見する。韓国民も一生を韓国内で過ごす者たちばかりではないはずだ。日本へも大勢の韓国民が来ている。彼らは日本の自由な環境下で物事のありようを日々学んでいるはずだ。


 バカなマスメディアが真実を捏造したり、事件をでっち上げたりするが、しかしそれをネットで批判したり意見を拡散できる社会は韓国にはない。日本の自由な空気を吸えば韓国の全員が同時に同一の行動をしなければ異端視され排除される社会がいかに息苦しいものか分かるだろう。


 


 だから、簡単に韓国の言い分に迎合してはならない。国際政治の場において「人の良さ」は「無能」と同義語だということを肝に銘じることだ。宮沢喜一氏や河野洋平氏や村山富市氏たちが韓国に対してなしたことが今日の日韓両国の「ため」になっているか、真剣に検証し心の奥底から反省すべきだ。


 愚かな一部のテレビMCやコメンテータが「余り感情的にならないことが必要だ」と日本国民や政府に自重を求めるようなコメントを発しているが、彼らのそうした姿勢こそが今日の韓国政府と韓国民を誤らせた元凶なのだ。野田首相も不用意に「慰安婦国際基金」を設置しても良い、などと発言したことがあったが、日韓基本条約で二国間の賠償はすべて終えている、としているのだから、それは韓国国内の問題だ、と突っ撥ねなければならなかった。「良い人と思われたい」と思うあまり国際関係の原則を踏み外してはならない。



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