国家防衛は国民で。
近隣諸国はならず者ぞろいなのが日本を取り巻く情勢だ。ヤドカリのように国を背負って移動するわけにいかないため、今後ともこうしたならず者たちと付き合うしかない。だから、どうしても腕力を鍛えなければ舐められ領土を蚕食される。
話し合うにしても背景として「武力」の裏付けがなければ相手も話し合いに乗って来ない。韓国が良い例だ。
韓国は領海として「李ライン」を勝手に決めて竹島を取り込み、武装隊員を常駐させた。事を荒げたくない日本は、そのまま大人しくして半世紀以上が過ぎた。
その間、竹島近海の漁場は韓国に奪われ、日本船は接近することも出来なかった。こうした状況を打開するため、日本は国際司法裁判所に提訴しようとしたが、韓国がそれを断った。単独提訴では国際司法裁判所は受け付けないため、司法判断を仰ぐこともなく、韓国による実効支配が続いている。
それでは世界は第二次大戦以前の帝国主義のままとなる。力の強いものが弱いものの土地や財産を奪って当然だとする考え方だ。
本来なら米国が調停に乗り出すべきだが、米国には米国の国益と事情があって素知らぬ顔を決め込んでいる。用心棒としてはあまり役に立たない木偶の棒のようだ。それなら日本の青年を大勢雇い入れ、日本の製造技術と科学技術の粋を集めて兵器を開発製造すべきだ。
ロシアに対しても、北方四島の帰属に関して国際司法裁判所に提訴すべきだ。1945年8月15日の戦争終了後にロシアは北方領土へ攻め込み、日本の国土を武力占拠してそのまま現在に到っている。それがマトモな大国の行うことだろうか。世界に対してロシアの所業を告発しなければならない。
日本が再び軍事大国への道を歩み始めたとしても、その原因は近隣諸国の悪辣な所業にこそある。たとえ日本が核兵器の開発と所持を決めたとしても、その原因は近隣諸国にある。日本も核を保持して近隣諸国を脅し、事と次第によってはミサイルで打ち込む形を示さなければならない。
外交とは笑顔で握手しながら足で蹴り合うものだという。その蹴り合う足が短ければバカにされるだけだ。日本も蹴り負けないだけの強靭な足を持たなければならない。