民主党の「連休」提起は何のことだろうか。
連休の前後に有給休暇を連続して取り、五月のゴールデンウィークと同じ秋のゴールデンウィークを創設しようと民主党が画策しているようだ。
絶対反対だというしかない。既に祝祭日では日本は先進国で最高水準に達している。私立学校では土曜日の休日を返上して半ドンにしている処もあるという。事実、日本の学生の学力は土曜日完全休日に導入により世界の中で上位から転落した。
休日に有給休暇を併せて取ることにより大型連休を創設すれば1兆円規模の経済効果が期待されると政府は言っているが、果たしてそうだろうか。
大型連休で国民が家族連れで大移動しておカネを使うから経済的効果があると見込んでいるのだろうが、獲らぬ狸の皮算用もいいところだ。大型連休で海外旅行へ出掛ければ国内景気にどれほど効果があるというのだろうか。
かつて成人の日は1月15日と決まっていた。それが連休を設ける意図から毎年のように日にちが変わっている。それで祝日を設けた意義があるというのだろうか。ただ連休を作って家族連れで出掛ければ経済効果があるから了、というのでは余りに国民をバカにしていないだろうか。
国民は連休を求めているのだろうか。民主党は国民のご機嫌伺いに連休案を提起したようだが、少しマトモな国民なら連休よりも土曜日をかつての半ドンに戻して学力上昇に力を注いで欲しいと思うし、連休よりも経済規模の拡大と経済成長のためなら暇な休日より、忙しい仕事漬けの方を国民は望んでいる。民主党はここでも勘違いしているようだ。