間抜け安住財相の真骨頂。

 参議院予算委員会を視聴していて驚いた。安住財相が「国民の生活が第一」の中村哲治氏の「なぜ今消費増税なのか」との質問に対して「日本のマスメディアがこぞって消費増税に賛成している」との答弁には呆れ返った。つまり政府要人たちは全国紙を広げて議論したり安堵したりしているという姿に間抜けぶりを通り越した恐怖を覚えた。


 


 安住財相の論でいけば「マスメディアがこぞって安全だ、といっていた原発は安全だった」という暴論と同じことだ。日本のマスメディアがいかに腐っているかは小沢氏の「陸山会事件」で如実になっている。日本のマスメディアが国民の知る権利を保障する、自由な報道機関でないことは既に多くの国民は承知している。官僚たちの広報紙になり下がり、官僚の望む方向へ国民を誘導する道具になっていることは周知の事実だ。


 


 また安住財相は衆議院議員の実に75%の賛成を得て衆議院を「消費増税」法案は通過した、と胸を張ったが、2009総選挙で「消費増税」を掲げていたのは自民党だけだった。それにより自民党は惨敗し、政権交代となった。その後、政権を担った民主党が変節して自・公と「三党合意」なる野合協議を行って、主権者国民が託した議会議員として、趣旨に反する暴挙を行っているのが民主党であり、公明党だ。自民党は少しもブレてはいない。そうした実態をみるなら、国民を裏切っているのは民主党と公明党の国会議員たちだ。そうした事実関係を失念して、国会議員の75%が賛成しているから「正義は我にあり」というのはタケシの「赤信号みんなで渡れば怖くない」というギャグそのものだ。


 


 実に間抜け安住財相の真骨頂振りを露わにした答弁ではあった。それに対して質問に立った「国民の生活が第一」の中村哲治氏の論客ぶりには心強いものがあった。



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