野田政権は自民党への模様替えをするつもりか。
自民党の大島理森副総裁は25日、TBSの番組収録で、消費増税法案の今国会成立に協力する5条件として(1)衆院解散・総選挙の確約(2)参院の問責決議を受けた2閣僚の交代(3)法案に反対する小沢一郎民主党元代表との決別(4)マニフェストの撤回(5)法案審議に必要な国会会期の確保--を示した。そのうえで、野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁との党首会談について「五つの問題に明確な首相の回答があったら堂々と表でやったらいい」と述べた。(以上「毎日新聞」引用)
自民党は野田政権への協力の条件に完全な自民党化を求めている。つまり自民党は野田氏が民主党と民主党の支持者すべてを裏切ることを求めている。それは政界第一党と第二党が合併することを意味するし、翼賛政党の誕生を意味する。しかも小沢氏抜きという財務官僚の下請けになり下がった理念なき政治家たちだ。
この国にとって良いことは何もない。国民の意思を反映しない非民主的な政党がデッチ上げた「消費増税」を民主的な手続きに従って決めようとしている。それが許されて良いわけはない。民主党の議員たちが財務省の「消費増税」のマインドコントロールから一日も早く目覚めることを願うしかない。
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