三井石油化学になぜ劣化ウランがドラム缶3400本もあったのかの説明はない。
尊い犠牲者を出した三井石油化学岩国大竹工場の爆発事故での報道で、劣化ウランの入ったドラム缶が3400本もあったが、いずれも破損していないという説明があっただけだ。
事前に岩国大竹工場に大量の劣化ウランが貯蔵されている説明が町や県に一切なかったようだし、なぜ貯蔵しているのかの説明は爆発事故以降の報道でも一切触れられていない。これはどうしたことだろうか。
なぜタイヤを貼り合わせる接着剤を作っていたというプラントの傍に大量の劣化ウランがあるのか、という疑問は解明されないままだ。劣化ウランは空気に触れると猛毒を発生するという。もちろんα放射線を放出するのはいうまでもない。そうした危険物を大量に保管していたとは驚くべきだ。報道機関がなぜ劣化ウランの貯蔵目的を一切報道しないのか疑問に思っているが、報道協定でも結んでいるのかと勘ぐってしまう。