光市母子殺害事件の被告に死刑判決は当然だ。

 実に13年もかけた裁判が終わった。当時18歳だった被告が30歳となり、殺害された主婦の23歳も子供の11ヶ月もすべて超えて長寿となった。


 


 それでも弁護団は「被告は当時18歳と一ヶ月という未熟な状態にあった、殺害ではなく傷害致死であって死刑判決は不当だ、」云々とテレビカメラの前で発言していた。


 


 殺された者の人権は何処へ行ったのだろうか。生きていれば主婦は新たにもう一人か二人の子をもうけて、長女は14歳となり高校受験で悩んでいたりしているころだ。そうした未来を根こそぎ奪った者が18歳であろうとアル中であろうとシャブ漬であろうと、生命を奪われた方には何の関係もない。


 


 精神異常者なら殺人を犯しても「無罪」とは生きている者の戯言だ。殺された者にとっては堪ったものではない。相手が誰であろうと、どんな状態にあろうと、殺された事実にどれほどの違いがあるというのだろうか。殺された者の人権はどのようにして救済されるべきなりだろうか。


 


 同じように、小沢氏の捏造疑惑事件「陸山会事件」がある。時は経過とともに過ぎ去り、冷酷なほど不可逆的だ。小沢氏が政権交代時にも代表であったなら、と考えると怒り心頭に発する。なんということをこの国の司法当局はしでかしたのか、という怒りで全身がうち震える。断じては許してはならない。この国の諸悪の根源はまさしく官僚たちだ。そして官僚たちの広報機関に堕した大手マスコミであり、大手マスコミに寄生して飯を食っている評論家であり学者たちだ。


 


 犯罪を裁くなどという生っちょろいことでは済まされない。東京地検特捜部やその「強制捜査」にゴーサインを出した司法当局にミスター「推認」とよばれる破廉恥な裁判官などはすべて同罪だ。


 この国の政治史に対してどのようにして汚名を灌ぐつもりか。大きな顔をしてテレビ画面に顔を出しているMCや新聞社の御用コメンテータ諸氏はどのような自己批判をし、どのような落とし前をつけるつもりだろうか。


 


 彼らは小沢氏がされたような人身攻撃に果たして何ヶ月耐えられるだろうか。是非とも小沢氏がされたようなマスメディアの集中豪雨のような人身攻撃を受けてみると良い。それなくして、我々は決して彼らを許さない。司法当局者が「法と証拠」なくして人をしょっ引き、大手マスコミが騒ぎたてて書き立てテレビ画面で喚き散らし、「政治とカネ」なる意味不明なプロパガンダを宗教の宣教師よろしく伝道布教する。


 


 日本の法曹界もその多くはカネ儲け無責任な連中の集まりに過ぎない。小沢氏の捏造疑惑に非を鳴らし異議の声を上げ抗議したのは誰だったか。すべからくネット市民ではなかっただろうか。


 現代ほどネットが広がりを持たない時代だったら、おそらく小沢氏は田中角栄氏と同じ運命を辿っていただろう。死後に於いて、最高裁が法体系の整合性の辻褄合わせに「嘱託尋問調書」の証拠を不採用としたように。唯一無二の田中角栄氏の『物証』は彼の死後に「証拠不採用」とされたのだ。


 


 人の命を奪った者にはいかなる弁明も必要ない。命を以て償うべきだ。殺された者の人権も生きている者の人権とどれほど違いがあるというのだろうか。そして犯罪者が未成年であろうと、殺人者には死刑を以て臨むべきだ。たとえ傷害致死であろうと、人殺しには国家による人殺しで対応すべきだ。それこそが「人権尊重」の原点ではないだろうか。



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