まだこの程度の認識しか持たない政治家がいるのか。
小沢氏をこの期に及んでも「国会に招致せよ」とほざく政治家がいるという。驚きを通り越して怒りすら覚える。彼らは同僚の国民により選ばれた政治家がどのような経緯から法廷に立たされているのか、沖縄の少女暴行の経緯を知らないといって防衛大臣を非難の嵐で包囲しているが、同僚国会議員が司法当局の捏造と摩訶不思議な「第五検審会」により起訴相当と議決された「議決書」をじっくりと検証したのだろうか。
同僚国会議員が陥っているこの国の司法当局の戦後最大汚点というべき捏造疑惑により起訴されなかった一件を、第五検審会は推定有罪として「強制起訴」した暗黒の中世魔女裁判に劣るとも優らない愚劣な「法の論理」により起訴されている事実に対して、国会に小沢氏を招致して説明させろ、とはそれこそ主客転倒だ。
国会に招致して説明すべきは第五検審会書記局で、彼らが第五検審会委員選定経過報告と議会開催日時と議事録を国会に提示して説明しなければならない。その根本的な疑惑を無視して、小沢氏に説明を求めるとは何事だろうか。痴漢行為とは無縁なあなたが電車から降り立つや、痴漢と間違えられて痴漢をしていないという説明を突然求められて、どのように合理的に説明できるだろうか。小沢氏ほど懇切丁寧に説明してきた政治家はいないが、何を説明してもこれまで何も信じてこなかったではないか。
バカな政治家もいるものだ。大マスコミのプロパガンダを安易に信じる者に、国内政治はもとより、どんなに些細な外交交渉ですら出来るというのだろうか。