検察の虚偽記載が12/15の小沢氏の公判廷で明らかに(12/16付け読売新聞一面)

 今朝の読売新聞は<資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた小沢一郎民主党元代表(69)の公判が15日、東京地裁で開かれ、元東京地検特捜部所属の田代政弘検事(44)が昨年5月、同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)(1審有罪、控訴)を保釈後に再聴取した際、石川被告が述べていない内容を捜査報告書に記載していたことが明らかになった。




 

ーー中略ーー


 この日の証人尋問で、小沢被告の弁護側は、田代検事が作成した同日付の捜査報告書には、石川被告の発言として「検事から、有権者から選ばれた国会議員なのに、ヤクザの手下が親分をかばうようだと言われたことが効いた」などと記載されていると指摘。一方、石川被告が再聴取を隠しどりした録音記録にはそのやり取りがないとして、田代検事を追及した。


 これに対し、田代検事は「数日をかけて、思い出しながら報告書をまとめる際、勾留中のやり取りなどと記憶が混同した。虚偽ではない」と釈明した>と一面で報じている。


 


 検察官が供述調書に基づいて事実と異なる捜査報告書を数日かけて書いたというのも嘘だろうし、供述調書にそうした下りが後日に加筆されたのなら、石川氏が署名した供述調書とは何物なのか、という新たな疑問が湧いてくる。小沢氏を罪に陥れる装置と化している第五検審会が「疑わしいから裁判で決着を」とした根拠が石川氏の供述調書に基づく捜査報告書だった。


 第五検審会がマトモな選定によって構成された委員による会であったなら、委員の誰か一人でも「自分の下した決定の根拠が虚偽だったとは何事か」というコメントぐらい発したらどうだ。彼らは自分たちのやったことがどれほど重いことだったかという認識があるのだろうか。万が一にも後々第五検審会の闇が暴かれてすべてが捏造されたでっち上げだったとしたら、この国の司法当局は終わってしまうだろう。最高検は勿論のこと最高裁判所も無傷ではないし、法務省もそうした実態を放置していた責任は厳しく問われなければならない。そうした国家ぐるみの事件の悪臭ふんぷんたる小沢氏にまつわる「政治とカネ」キャンペーンに手を貸したこの国のすべての大マスコミとテレビ局とキャスターと御用評論家とヤメ検弁護士たちはどのようにして責任を取るつもりだろうか。


 


 少しでもまともな判断能力があれば、陸山会「事件」なぞ、万が一にも記載が不適切であったとしても、総務省の担当官と記載した秘書の間で話し合って訂正して済む話だ。しかしこれまでの経緯を検証する限り陸山会側に不適切な記載は見られないし、ましてや犯罪に問われる虚偽記載などは全くない。それを鏝で白壁を塗り手繰るようにして「政治とカネ」疑惑を執拗に大マスコミは報じ続けたのだ。これがまともな報道だったといえるのだろうか。今日もシタリ顔をして発言してギャラを稼いでいるキャスターや評論家たちはでっち上げ検察と同罪だ。ジャーナリストの風上にも置けない、屑連中だということをテレビ画面で小沢氏を口汚く罵った連中は自覚することだ。



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