大阪府泉佐野市に噛み付くわけではないが。

  郊外の行楽地へ出掛けて何が苛立たしいかというと、車を停めるのに駐車料金を取られちょっとした記念館で入館料を取られ寺社仏閣では拝観料などを取られることだ。なにやかやと行楽地へ出掛けると大きな出費となり、この際出掛けるのは止めようかという気になる。


 大阪府泉佐野市は関空へ渡る橋などが国有化されるため橋から入っていた固定資産税が入らなくなるため一人100円程度の渡橋料金を徴収しようとして市議会で議決したようだ。実施には総務省の認可が必要なため、その裁断を仰いでいるという。


 


 それでなくても日本の空港は着陸料が高額だといわれている。そのため海外の航空会社は日本へ乗り入れるのを敬遠しているといわれている。実際に比較してみるとそのバカ高さには驚く。着陸料は飛行機の最大離陸重量で変わって来るのでB747-400で比較すると、羽田が95万円、関空が83万円、成田が77万円なのに対して香港は32万円、仁川は23万円、チャンギは22万円でロンドンは7万円だ。


 日本社会は高コスト社会だが、官僚が関与するコストの異様な高さには呆れ返るばかりだ。日本の官僚はコスト意識が希薄な人種だが、何事につけても原価意識を持とうとしない。必死になって図るのは自分たちの天下り先の涵養だけだ。


 


 泉佐野市もそうだとはいわないが、橋の通行料金を取るよりも人々から喜ばれてもっと収入増にもつながる方法を考えるべきだろう。関空内にある旅行社などが高額なテナント料金を支払っているのであれば、泉佐野市の橋袂に広い旅行社などを誘致する施設を作って安く旅行社や食事場所や日本各地のお土産店などが入れる総合施設を作るのも一案だ。たとえば市役所を作っても職員は一円も市に使用料金を支払っていないし、もちろん固定資産税も支払っていない。それでいて行政上の付加価値も市民に感じられないとすれば、市役所の感覚で関空の利用者が立ち寄る場所を作ればよいだろう。


 


 旅行社相手の商売は利用者数×滞在時間だといわれている。そうした図式が当てはまるように議会で十分に協議する方が、泉佐野市の住民にとっても商売人にとっても有効な議会活動だといえはしないだろうか。橋の通行料金を取ればよい、というのはいかにも安直な考え方に思えて仕方ない。



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