まだ「こんなこと」を産経はいっているのか。

 小沢氏に対する「政治とカネ」なる破綻したプロパガンダのフレーズをいまだに新聞紙上に見ようとは思わなかった。いかに愚劣な捏造だったか、判決を待つまでもなく常識的な判断能力があれば解る類の幼稚なものだ。今はやりの推理小説家が粗製乱造する小説ですら用いないようなレトリックに、この国はマトモな大手マスコミが血道を上げて囃し立て小沢氏を誹謗中傷した。その罪深さに恥じ入って筆を折り、何人かの言論人が晴耕雨読の暮らしか出家して俗世間と縁を切ったかと思ったが、いまだに大きな顔をしてテレビで解説している。この国のジャーナリズムはどうなったと眦を決するまでもなく、それ以前の人として真っ当な「良心の呵責」は死語になったのだろうか。


 


 政権党の代表として首相になるべき政治家を徹底して根拠なき誹謗中傷で貶め、挙句の果てに法的位置付すら疑わしい「検審会」の幽霊委員による議決によって「起訴」されるという前代未聞の事態を演じている。これを異常と思わないこの国の世論に恐怖を感じる。いつからこの国は大手マスコミの捏造された「煽り」でいとも簡単に一政治家を貶めて恥じない暗黒国家に成り下がったのだろうか。マトモな言論人は死に絶え、マトモな法学者も絶滅して、残っているのは口から出まかせの大手マスコミによる操作された世論なる「君主」の君臨する全体主義国家のようだ。


 


 かろうじてネットの中に存在する良識と常識的な判断が大きなうねりにならない限り、この国は大手マスコミによる捏造された世論によって、国民以外の一握りの勢力によって乗っ取られたまま国そのものも乗っ取られてしまいかねない。


 この国に横溢する自虐史観がその大きな兆候だ。半島や台湾の併合時代を「植民地時代」と呼んで恥じないテレビの解説者たちの存在に日本が壊れていると感じないでいられない。


 この国はおかしくなっている。欧米諸国でどの国が「植民地主義国家〇〇」「帝国主義国家〇〇」とテレビでMCが言い続けている国があるだろうか。たとえば中国を訪問した英国首相が米国大統領が仏国首相が露国大統領が「ある歴史の一時期貴国を侵略したことを謝罪する」とコメントを発表しただろうか。


 


 歴史をいつまでも蒸し返して言及するのは潔さではない。かの国に阿ることに過ぎない。本当に謝罪するからこそ、日本は近隣諸国にODAを実施し、巨額な円借款を実施してきたのだ。税を使ったそれらが国民総意に基づくものなのは言を俟たない。それを更に言及するのは「自分だけが良い子」になろうとする下種の発想だ。


 小沢氏に関して大手マスコミは素直に『謝罪』すべきだ。既に結論は出ている。公判もまだ始まらず判決は更にまだだが、国民は既に検察と大手マスコミのタッグチームによる捏造だったと知っている。そのことに口をつぐんだまま、大手マスコミの代弁者たる解説者がシレッとした顔をして何を話そうと「今度は誰のエージェント」としてのコメントなのか、と勘繰るしかない。信を失ったのは政治家だけではなく大手マスコミをはじめとした社会全体だ。いかに大きな罪を犯したか、言論人は自省しなければならない。



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