ニコ動の小沢氏は極めて自然体だった。
今夕、フリーランスのジャーナリストにも等しく開かれた小沢氏の記者会見をニコ動で拝見したが、気取ったところもなく力んだところもなく、いたって自然体だったことに安心感を覚えた。
今の時代、彼ほど酷い権力による謀略と弾圧を受けた、現在も受けつつある政治家はいない。日本は民主主義で公正・公平な国家だと思い込んでいる国民が大半だろうが、実のところこれほど酷い人権抑圧国家も珍しい。
その病理の根源は司法当局にある。この国の戦後史を見れば分かることだが、GHQに脅され日本の司法当局は弾圧・抑圧された東京裁判から出発している。
事後法による滅茶苦茶な戦勝者による敗戦国の指導者を処刑する暴挙を司法当局は見せつけられた。それがトラウマとなり司法当局は自らの秤で物事を律することが出来なくなっている。すべては超法規的な勢力の言いなりということだ。
しかし小沢氏はいたって冷静だった。憤怒に満ちた毒を吐くものかと思ったが、彼は冷静に物事を見詰めている。大手マスコミのジャーナリスト諸氏は小沢氏を「政治とカネ」なるプロパガンダで散々痛めつけたが、彼の崇高なる精神まで破壊することは出来なかったようだ。
さて、小沢氏の「無罪」が確定的になりつつあるが、これまで散々疑惑を捏造してきた大手マスコミ各社の記者たちと、テレビのMCやコメンテータ諸氏はどのようにして責任を取るつもりだろうか。まさか知らん顔してぬくぬくと新聞に記事を書き続け、テレビに出続けるようなことは断じてないと思うが。
政治家も小沢氏に国会招致を求めていた諸氏は自ら政倫審の開催を求めて自己反省しバッジを外すことだ。簡単な事実確認すらしなかったあなた方に国民の暮らしと国家を委ねることは出来ない。政治家を廃して晴耕雨読の隠居暮らしに入ることをお勧めする。それなら国家と国民に害を及ぼさないだろうから。