何度かテレビで拝見したが、

 テレビ出演していたキャスターがいつの間にか大学の客員教授になり、いつの間にか政治家になっていたりする。彼らはいつの間に政治や社会問題について勉強し、見識を広げ造詣を深めていたのか。マルチな活躍ぶりには驚くほどだ。


 


 確かに一般の社会人よりは政治家に多く接し、社会の問題に関わりを持っているだろう。キャスターとして日々の政治的なニュースや社会問題を視聴者に伝えることで、いつしか有権者の代表として政治に携わったり、大学で学生に教える立場になることがあっても良いのだろう。しかし、それはあくまでも路傍から目の前を通り過ぎる日々の出来事を眺めていた立場に過ぎない。


 社会運動家としてどっぷりと問題と四つに組んでいたのではなく、ましてや政治の場で汗水たらして根回しや議案の形成に奔走していたわけではない。


 


 今回の参議院選挙でも、運動選手や俳優が知名度の高さを生かして立候補するのに対して一部では批判があった。運動選手は運動選手として秀でていたのであって、政治家として適正があるのな未知数だというのだ。しかし、米国ではB級の西部劇俳優が大統領になった。しかも見事に米国の威信を高めタカ派的な態度で旧ソ連と対峙し後のソ連崩壊へと導いた。さらに、双子の赤字と言われた米国財政の立て直しにも手腕を発揮した。


 後の戦争好きな親子大統領の子の方は政治家としてまともな階段を上って大統領になったにもかかわらず、米国を泥沼の中近東の戦争に引きずり込んだしイスラム世界との不必要な対立を煽り、抜き差しならぬ後遺症を米国社会に残している。一概に素人が政治家になるのを駄目だと言えないところが政治の難しいところだ。


 


 たた゜言えることはテレビ出演が仕事の場合、ニュースネタを扱う番組に出て気の利いたコメントを言っているうちに政治家とキャスターのハードルがどんどん低くなったように感じたとしたら、それは大いなる勘違いだ。明確な自分と立ち位置を表明しないで、融通無碍に時々の政治を批判するのは容易だ。結果責任もなく、視聴者から抗議は来るとしても、給料がなくなるわけでもない。政治家の場合、落選すればたちまち収入の途は断たれる。厳しい世界に身を置いている。否応なく結果責任は取らされるのだ。


 


 さて、辛坊氏がその名の通り政治の世界でシンボウするのか、今後の活躍を楽しみにしよう。



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