坪単価200万円の議員会館が安物の建材を使っていた?
新築のシックハウスとは安物の建売のようだ。議員会館は坪単価200万円もの高級会館なのに、安物の合板や接着剤を多用して壁紙などを張っているのだろうか。都内の高級といわれるマンションですら、建築坪単価は150万円程度で、しかも高級玄関ドアやシステムキッチンやユニットバスや各部屋の間仕切りやベランダまで入っての値段だ。それに対して議員会館は相当安価に仕上がっているはずなのに坪単価建築費は200万円もかかっているのだ。
それがシックハウスとは、アレルゲンを特定すべく検査をしていただき原因究明をしてもらいたい。しかし、その会館建設は議会で決議を得たものだ。国会議員なら仕様から部材まで詳細に知る立場にあったはずだ。それが完成後に入室して症状を呈して騒ぐとはよほど間抜けと思われても仕方ないだろう。
問題にすべきはシックハウス症候群ではなく、イタリー製の家具であり、外国製の本棚だろう。なぜ議員会館に国産の家具を選択しなかったのか、国会議員は予算審議の際にどのような検討を加えたのだろうか。
高価な外国製家具に囲まれてふんぞり返るのが国会議員の憧れだったとするなら、精神生活がいかに貧しいかの証左だ。議員会館は完成して既に済んだことだが、国民としては国会議員が自分たちの会館建設にどのような予算審議をしたのか是非とも知りたいものだ。