祝日は単なる休みではない。

 余りにご都合主義に走ってはいないだろうか。休日や祝日のありかたについて国民の意見を聴取するとは、国の言うことではない。憲法記念日が地域によって違って良いはずがないのは誰が考えても分かることではないだろうか。


 


 国民の祝・休日は数の上では、日本のそれは欧米諸国と肩を並べるかそれ以上の日数になっている。しかもそれらが連休になるように月曜振替だとかインチキな制度を作り、さらに1月15日の成人の日を日にちの定まらない月曜日に移動してしまった。本来の元服の祝いは単なる休日へと変貌したのだ。


 


 本来、休日は年に一度のその日の意義を考え国の歴史や祖先への感謝、労働への感謝を捧げる日だったはずだ。それを単なる休日としては本末転倒だ。それをさらに混雑するからと地域に分けて五月の連休を割り振るという。その方が行楽地が混雑しないし商売も一過性ではなく長く連休効果が見込めるという意見が業界にあり、それを受けて今回の国民の意見聴取へとなったのだろう。


 


 しかし、そうしたことは国家がやることだろうか。各職場や各業種が振替休暇をするのなら祝日や休日の意義は失われないが、国が本来の制定の意義を無視して勝手に日を移動して良いものだろうか。何でも国民の都合の良い方へと変更できるとするのなら、国家が国民に辛いことや厳しいことは何もお願いできないことになる。それで国が国家として体を為すと官僚は考えているのだろうか。国民の意見を聞くとしているが、国民の意見を聞くべき事項でないものもあると考えが到らないほど官僚の思考は劣化しているのだろうか。



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