安田純平氏を批判する。

シリア入国後に行方不明になり、解放情報が伝えられたフリージャーナリストの安田純平さん(44)について、在英のシリア人権監視団は23日、解放に際し「多額の身代金が支払われた」と主張した。信ぴょう性は不明。
 日本政府は、テロリストに身代金を払わないというのが公式の立場。人権監視団のアブドルラフマン代表は「身代金は日本ではなく、カタールが支払った。記者の生存や解放に尽力したという姿勢を国際的にアピールするためだ」との見方を示した。菅義偉官房長官は23日深夜(日本時間)の記者会見で、解放の情報はカタールから提供されたと述べていた。
 人権監視団によれば、安田さんとみられる男性はシリア北西部イドリブ県の西部で拘束されていた。4日ほど前にシリア領内でトルコの仲介により、トルコと関係の深い非シリア人武装組織に引き渡されたという>(以上「時事通信」より引用)


 シリアで身柄を拘束されていたフリージャーナリストの安田純平氏(44)が解放されたという。慶賀の至りというべきだが、在英のシリア人権監視団は23日、解放に際し「多額の身代金が支払われた」と主張して、支払ったとされるカタールを非難している。
 なぜなら身代金を支払えば人質を取ればカネになる、とテロリストたちは益々三国人を拉致・拘束するとみられるからだ。しかも支払った身代金はテロリストたちの活動資金や兵器購入資金となって、テロリストの根絶を困難にするからだ。

 日本政府はテロリストと取引をしない、というのが基本方針だ。しかし裏取引でカタールに肩代わりしてもらった身代金を支払ったのではないかと見られる。
 いずれにせよ、シリア武装組織と敵対するシリア政府にとって安田純平氏は招かざる客だ。テロリストたちに活動資金を提供するだけでしかない「解放」で安田氏はいったい何度多くの人の手を煩わせたことだろうか。
 安田氏の「拘束履歴」を列記すると以下のようになる。
1回目:2003年イラク軍に拘束される
2回目:2003年イラク警察に拘束される
3回目:2004年バクダットで武装勢力に拘束される
4回目:2009年MYUに拘束される
5回目:2015年ヌスラ戦線に拘束される

 ジャーナリストだから危険を顧みず戦地へ赴く、というのは傍迷惑だ。確かに現地に飛び込まなければ真実は分からない、という一分の理屈もある。しかしそれなら「自己責任」で紛争地へ赴くことだ。テロリストが身代金を集金するようなビデオに出演してはならない。
 安田氏に政府はシリアへ行くのは危険だと警告していたという。それを振り切って現地へ赴き、ものの見事に五回目の身柄拘束となった。解放されたというニュースに「慶賀の至り」と歓迎したものの、身勝手なフリー・ジャーナリストが安田氏を真似ないかと心配でならない。

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