盗賊国家・中国。

<中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は4日の記者会見で、中国海軍のフリゲート艦が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域に入ったことに対し、「釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)とその付属島嶼(とうしょ)は中国の固有の領土だ」と主張した。

 趙氏は、日本政府が中国側に抗議したことについて「中国艦の活動は正当で合法だ。日本がとやかく言う権利はない」と反発した。ロシア海軍のフリゲート艦も同日に尖閣諸島周辺の接続水域に入ったが、中国側との連携を問う質問に対しては「それは個人の解釈だろう」と正面からの回答を避けた>(以上「産経新聞」より引用)



 日本の親中派連中は中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官の傲岸不遜な発言を聞いても、親中派であり続けるのだろうか。それとも親中派をめられない特別な事情でもあるのだろうか。
 趙立堅氏の発言は明らかに常軌を逸している。「釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)とその付属島嶼(とうしょ)は中国の固有の領土だ」と主張するのは明確な根拠を示してからすべきものではないか。少なくとも一国の政府を代表する報道官が「私見」を述べることはあり得ないから、趙立堅氏の発言が中共政府の公式見解ということなのだろう。

 それなら南シナ海を「航行の自由」を盾に航行する米国空母や日本の艦船に不快感を示すのは均衡が取れないではないのか。南シナ海は一方的に中共政府が中国の領海だと宣言したが、国際司法裁判所はフィリピンの「南シナ海は公海だ」とする訴えを認めた。すると中共政府は司法裁判所の決定を「一片の紙切れで何ら価値はない」と無視した。
 百歩どころか一万歩譲って、中国の主張が正しいとするなら、中国の領海と主張する海へ他国の艦艇が侵入してはならないと主張するが、日本が領有し実効支配する尖閣諸島の接続水域に中国艦船が侵入するのは構わない、というのでは論理破綻ではないか。それとも中共政府の論理では「自分のモノは自分のモノ、他人のモノも自分のモノ」ということなのだろうか。

 中国は大陸国家だった。歴史上、海洋進出したのは数えるほどしかない。中華思想は大陸(華南、華中、華北)を平定して覇権を打ち立てることだった。
 現在の中国は歴史上漢族の住処としていた華南、華中、華北の範囲を逸脱して、広く新疆地区やチベットの西域や、万里の長城よりも東北地域から内モンゴルまでも中国の版図としている。それは歴史上、中国が漢族の棲む地域としていた「大陸」よりも遥かに広大な地だ。

 旧ソ連が崩壊して周辺諸国が独立したように、中国も中共政府が崩壊したなら軍事力で侵略した西域や東北部はすべてか一部かは別として独立するだろう。それらの地域は人民解放軍によって侵略され、中共政府の領土に編入されているに過ぎないからだ。
 同様に、台湾を軍事侵攻して首尾良く占領して中共政府の版図に加えられたとしても、将来は必ず独立して別の国になるだろう。台湾と中国は歴史上別の国家だったし、大陸国家の支配を受けていた時期は殆どないからだ。

 中国外務省の趙立堅報道官が「釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)とその付属島嶼(とうしょ)は中国の固有の領土だ」と主張するのは滑稽だ。彼は尖閣諸島を中国が実効支配した歴史が一切ないのを知っているはずだ。知っていて、違うことを主張して自己矛盾を起こさないのだろうか。
 同様に、南シナ海は中国の領海だ、と主張するのも大人げないとは思わないのだろうか。中国が南シナ海を実効支配した歴史は一切ない。そもそも中国は海洋国家ではなく、海洋進出を試みたのは明朝時代に鄭和がインド洋まで軍船を率いて航海したくらいしかない。大陸国家から脱皮するのかと思ったら、盗賊国家に堕したというのでは、未来の中国民に申し訳ないではないか、趙立堅氏よ。

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